そのプロパティー、リストじゃダメですか?
「販売元プロパティー値が○○だったら、商流プロパティー値を△△にする」
例:
- 「販売元プロパティーが「○○株式会社」であれば、「商流」プロパティーを「代理店」にする」
- 「販売元プロパティーが「△△株式会社」であれば、「商流」プロパティーを「グループ企業」にする」
というようなことは、HubSpot CRM使っているとよくやりたくなる、ないしやる必要性が生じるものです。
しかし、これを実現するには
- 商流プロパティーを作成する
-
販売元プロパティーの値に応じて、商流プロパティーに値をセットする仕組みを作る
- ワークフローによる値のセット
- 商流プロパティー自体を計算プロパティーにする
等のプロセスが必要になります。1時間もかからずに実現できるので、ついやってしまいがちです。
しかし、実はプロパティーの作成ではなくリストの作成で事足りる場合もあります。
- 商流:代理店
- 商流:グループ企業
というリストをそれぞれ作成し、それぞれに適したフィルター条件を設定すればよいのです。リストメンバーシップであるかどうかはレポートやリスト、ワークフローなど様々な場面でフィルター条件に指定できるので、実運用上はプロパティーと大差ありません。
プロパティーはデータ管理において1番よく触る仕組みであり、かつ単純明快なものであるからこそ、必要性が生じるとすぐ新規作成してしまいがちです。しかしそれを繰り返すうちにプロパティーがどんどん増えていき、
- 同じようなプロパティーがたくさんある
- なんでこれを作ったのか分からないので消したくとも消せない
ということになりがちです。それで困っているお客様も多く見てきてました。
プロパティーを作ろうとした際はぜひ一度立ち止まり、「リストを始め、他の方法で代替できないか(データをクリーンに保てないか)」を考えてみてください。数ヶ月、数年経ってもCRMが運用しやすいかどうかは、こういった細かいところにかかっています。